PERSON / INTERVIEW
海外市場のニーズに応え、
BIGブランドを広めたい。
- 豊住 孝文
- アジア営業部
文学部 英文学科 / 2016年入社
Q1. 現在のお仕事内容を教えてください。
現地の代理店と協力して海外市場を開拓。
2021年から国内と海外の営業部門を分け、BIG DAISHOWA International株式会社が設立されました。大阪の海外営業部門は約20名体制で、CS(Customer Satisfaction)推進部、アジア営業部、中国営業部、欧州営業部、北中米営業部、国際業務部の部門に分かれています。私はアジア営業部に所属しインド南部を担当しています。出張は月1回、1週間ほど滞在して、現地の代理店の方とタッグを組んでユーザー先を訪問します。出張の頻度や期間は担当エリアの特性を一番よく知っている各担当が「いつどの客先を訪問し、どのような商談を行うか」というプランを代理店とともに立てて会社に提案しています。代理店との関係をしっかり築き、担当エリアのニーズに二人三脚で応えていくことが重要です。
出張以外の時期は本社オフィスに勤務し、各国から寄せられるメールの対応や見積作成、注文書の処理などをしています。また、インド以外にも年に数回、欧米で開催される世界的な国際工作機械見本市「EMOショー」や「シカゴショー」へのアテンドや、会場で商品説明を行うのも大事な仕事です。BIGブランドを世界にアピールするチャンスを最大限に活かせるように努めています。

Q2. 職場の雰囲気はいかがですか?
チームワークがよく一体感のある職場。
BIGには明るくユーモラスな人が多く、社員同士の仲が良いです。先輩や上司の方から積極的に声をかけてくださるので、若手からも気軽に相談しやすく、一人で仕事を抱え込んでしまうことがありません。成長意欲があって視野が広い人が多いので、お互いに支え合いながらより高みを目指して働くことができています。
また、最近では社員のワークライフバランスを重視し、働きやすい環境づくりもされつつあります。私は昨年、長女が生まれたときに2週間の育児休暇を取得しました。メーカーでしかも営業職の男性が育休を取るのは難しいと思われがちですが、上司に相談したところ「家族との時間を大切にしたい」という思いを理解してくれ、快く承諾してもらえました。復帰時には「おかえり」と温かく迎えられ、本当に良い会社に入ったと強く感じました。BIGの離職率の低さはこのような「社員を大切にする社風と取り組み」の表れだと思います。

Q3. 最もやりがいを感じるのはどういった時ですか?
世界のものづくりを支えている実感。
BIG製品を使用して加工されたプロダクトを手に取った瞬間です。スマホや車や飛行機など私たちの暮らしに欠かせない多くのものの製作にBIGの製品が使われています。ツーリングはニッチな業界で、BIGの製品自体を普段の生活で目にすることはありませんが、確実に世界のものづくりを支えている実感を得られます。
海外マーケットにおいて、日本製かつ高精度というBIGブランドは他社にない強みである一方で価格の高さから敬遠されることもあります。特にインドは物価が安くて値切る文化が強い国なので価格で判断されてしまうことが多々あります。しかし高精度なBIGのツーリングを使えば切削工具の交換頻度を減らせてトータル面でのコストダウンにつながるということを、データを提示しながら親身に説明していった結果、BIG製品を導入するメリットを理解してくださり引き合い獲得につながった時の達成感は大きいです。

Q4. 今後の目標・展望についてお聞かせください。
BIG=優れた日本の技術を海外に広めたい。
当社は日本国内でのシェアはNo.1ですが、海外市場ではまだまだ不十分です。そのため、「海外での売上をBIG全体の売上額の50%に」という大きな目標に向け、全社をあげて励んでいます。私たち海外営業部門が価格勝負ではない土俵でBIGの魅力をしっかり伝え、地元企業に勝る信頼を得ることが何より大事です。
今までの経験から、海外のお客様と関係構築にはできるだけ訪問回数を増やして直接お話しすることが大きな成果につながると確信しています。もちろんオンライン商談やメールのやりとりも多くありますが、「顧客のために」を超え「顧客の立場に立って」物事を考え、気配り・心配りを集積させることが大切です。その結果「売るのではなく、売れていく」という流れを目指しています。
私個人としては、幼少期を過ごしたアメリカで駐在員として、高品質なBIGブランドを広めることを目標にしています。そして将来的には、BIGの中核を担う存在を目指して日々仕事に取り組んでいます。

社員の意欲を肯定し、能力を伸ばしてくれる会社です。
当社の良いところに、BIGならではの「職種別採用」の仕組みがあります。私は海外営業部門配属として採用されました。一般的な会社なら新人はそのまま海外営業部門に配属になり、でもすぐには海外出張に行けるわけでもなくオフィスで研修をするのではないかと思います。しかしBIGでは、まずは国内営業を通じて基本的な業界知識と経験を積み、多くのお客様にお会いする機会を若いうちから持たせてくれます。私は入社後、名古屋支店の国内営業に配属になり、3年目で海外営業部門に異動しました。名古屋支店で営業としてのスキルを磨くことができたおかげで、海外営業部門に異動してすぐに1人で海外出張を任せてもらうことができました。
BIGは社員の希望や提案を柔軟に受け入れながら、一人ひとりが目指すものに向かっていけるキャリアパスを用意してくれる会社です。